ココ・シャネルに想いを重ねて
ココ・シャネルと夢beans
ドレッシー、モード、ストリート、プレッピーなどなど、ファッションのいろんなテイストをミックスしてコーデを作るミックススタイル。
流行り始めたのは5、6年前?もっと?
昨今ではミックスするのはテイストのみにあらず、新旧スタイルを混ぜたり、本来の用途とは違うものを組み合わせたりといった『進化系ミックス』なるものが主流になってきてるのだとか。
もう複雑すぎておばちゃん無理
なんて思いながら、ふとこの人のことが頭に浮かんだんです。
【ココ・シャネル】
シャネルといえばツイードのスーツと黒いキルティングバッグ?
あとハイヒールのモモコ?w
ブツにはその程度の印象しか持ってないんですが、創始者のココ・シャネルには多大なるリスペクトを抱いてるんですよ、わたし。
ココ・シャネルは女性が最も興味のある『服飾』を通じて【女性解放】を世に訴えた人。
訴えたのは世の中(男性社会)ですが、動いたのは女性、つまりココ・シャネルが打ち出した動きやすいドレスを着ることで、社会進出欲がふつふつ沸いてきたというわけです。
これって【アクセを通じて女性の元気を応援する】という夢beansのコンセプトと被りません? おこがましいわ?w
けどねみなさん、うちの作家のてぃんくるちゃん、介護オンリーの生活から脱却し、長らくブランクのあった社会との関わりを開始、パソコンだって使えるようになったんですよ。←ここ最重要w
アクセというトキメキの素を通じて女性特有のしがらみから解放されたい欲が沸く、これぞまさしくココシャネルのコンセプトと同じでしょ? やっぱりおこがましいわ?w
元祖進化系ミックス
そんなココ・シャネルの偉業のひとつ、ジャージードレス。
当時ジャージーは靴下やスポーツ着にのみ使われる、お洒落とは程遠い実用重視アイテムだったにもかかわらず、野戦病院や工場など女性も体を動かす仕事を余儀なくされたこの時代、動きやすく洗濯も楽でお洒落も楽しめる一石二鳥の服が必要!
という理由で開発されたジャージードレスをお召しになった3婦人の図、よくよく見ると足元は黒革のパンプス、頭にはつば広帽子、仕上げ小物にレースの日傘、まんま今の進化系ミックススタイルになってるんですよ。
『本来の用途とは違うもの同士を組み合わせる』ってところもバッチリ当てはますよね?
それでこの人を、ってかこの人のスピリットを思い出したというわけなんですが、100年以上も前に今の進化系ミックスの種が撒かれていたなんて、しかもココ・シャネルが撒いていたなんてびっくりですよね。
アラベスク・チェーンシリーズ
そんなココ・シャネル、夢ガアルと時代背景が被っていることもあって、そのうち何らかの形で作品にしたいなぁと思っていたところにチャンス到来。
こちら先日リリースしたチェーンシリーズの最新作。
手作りの温かみが真骨頂のビーズワークにメタルを合わせ、われわれ世代のファッションに馴染む【微モード】をコンセプトにしたチェーンシリーズ、まさにココ・シャネルの狙ったところ・・というか、あの時代の目指したものと重なりますでしょ?
その最新作のテーマは【春のモノトーンコーデに使える白黒カラー】。
がしかし、最初上がって来たサンプルにはパープルやライトブラウンが混じってて、なんだか秋っぽい&テーマがぼやける感じがしたので、そこを中心に何度か改良してもらったんです。
その際、「てぃんくるちゃん、春に何着たい?パステル?」「まさかw」「ならパステルに馴染む色を忍ばせる必要はないんじゃない?」「あー、確かに!」みたいな会話をしましてね、そうして出来上がったのがこちらなんですが―
このパーツ、遠目に見たらロゴっぽくないですか?
こっちはツイードに見えません?
今年またツイードがトレンド入りしたことを差し引いても、シャネルを意識したとしか思えないんですよね。
スタッフブログで後から知った話によると、どうやらてぃんくるちゃん、やはりツイードからインスピレーションを得て作っていたとのこと。
こんなシンクロってある!?とみんなでびっくりしまくってたんですが、実は心当たりがあるんです。
夢ビらしいミックススタイルを目指して
最近、仕事そっちのけでお洒落話に大花咲かせて止まらなくなることがけっこうありまして、
「今こんなバランスが流行ってるみたい!」「ボトムス、今年やっぱりこの形が来たね~」から始まって、「このショップのこれてぃんくるちゃんに似合いそう!」「ほんと?なら買うわ♡」「こっちのは私が得意かも!?」「おー!いてまえー♪」
みたいな?w
まるでディノス黄金期が再来したかのような楽しい楽しい時間の中で、もしかするとこのシンクロは生まれたのかもしれません。
おばちゃんの無駄話、けっこう役に立ちますw
てか考えてみると、夢beans自体がテイストミックスなんですよね。
スタッフもその担当カテゴリーも個性バラバラ、しかもけっこう尖っているというw
それゆえ他ショップと比べて統一感のない見た目にみんなして悩んだこともあったんですが、それぞれが彩度を落としてヘタな統一感を演出するのは夢ビらしくないじゃないですか?
そんなことよりみんなで楽しむ!盛り上がる!
そうこうするうちに夢ビらしいミックススタイルができてくるはず!
と開き直ったのが功を奏し、今回こうしてココ・シャネルのアラベスクが誕生したのだとわたしは思いまする
公爵夫人はほかにもいたけれど、ココ・シャネルはただひとり。~ココ・シャネルの名言集より~
アクセショップは他にもあるけど、夢beansはただひとつ。
そう言える日が来るようもっともっと頑張るぞー!
次回は着画です
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