星田妙見宮に行ってきました。
きっかけはソフトクリーム🍦
数年前から勤しんでいる自転車漕ぎ for 寝たきり防止、コースはたいてい自然豊かな隣市『交野(かたの)市』周辺なんですが、春は1年で1番苦手な季節ということもあり、
ここ最近は
自宅から7.2km(チャリ約30分)のところにあるお店でソフトクリームを買い
お店の前の公園で食べてとっとと復路に就くという、ヤル気のヤの字も感じられないテキトーパターンw
あかん・・
こんなことでは寝たきり率が上がってしまう
違う景色を見なければアルツハイマーあっちゅうま
それよりなにより
このソフトクリーム、カロリーいくらよ!? そこかいw
ワッフルの先っぽまで全て食べ尽してから危機感を覚えるのが目下の恒例w
ところがこの日はお店の臨時休業とかち合ってしまい、摂取カロリーは浮いたものの、デンついて帰路に就くには7.2kmがあまりにも虚しい。。。 *デンつく(大阪方言):タッチする
わたし一体なにしに来たんや!? ソフトクリーム食べに来たんや
あらためていつものコースをマップ開いて見てみると、グレーで囲んだ部分は自転車漕ぎを始めてから1回以上行った場所、その他のところも半世紀の間に何度か遠足で来てるんです。
が、ピンクで囲んだ『星田妙見宮』は確かまだ未訪問、しかも帰路の途中にあるんですよ。
でもって”妙見”という響きに運動量多しのムードがムンムン漂ってません?
せっかくソフトクリーム食べられず摂取カロリー減らせたことだし、さらなる運動で消費カロリー増を狙いたいところ♡ ←毒喰らわば皿までの逆w
ってことで、帰り道々いろんな人に道を聞き ←他力本願w
到着~!
誰かつかまえて道を尋ねるとスマホ出してGoogleマップ開いて案内してくれるんで、自力よりずっと効率的かつ安全なんですよねw
隕石が降って来た!?🌠
鳥居の向こうはフツーに山なんですけど?w
周囲はバリバリの住宅街なんで、神様のいるここだけしれっと残してあとはバッサリ宅地にしましたーみたいな感じ。
人類の歴史は自然破壊の歴史と言われますが、まさにですねー
ところでここ、神社になったのは約1200年前だそうですが、その前は霊場だったんですって。
磐船(いわふね)神社レポにも書いてたように、このあたりは約8000年前にできたマグマが50万年前に噴出してできた火山岩地帯、よってあちこちに大きな石がゴロゴロあるんですよ。
日本にはデカい石に神が宿るとする磐座(いわくら)という古い信仰があるので、ここは神道のできるずっとずっと昔の縄文・弥生時代から、霊験あらたかな神聖な場所だったんですね。
で、その霊場がなんで神社になったのか?ってことなんですが、これにはあの仏教界のスーパースター、弘法大師・空海さんが一枚噛んでるんですよ。
なんでも空海さん、ほら、上の地図にバーベキュー場があるじゃないですか?
その斜め上あたりにある『獅子窟寺』に籠って秘密の祈祷をしていたところ、いきなり天からパーーー!!!
っと三つの星が降ってきて、その一つが空海さんに直撃ーーー!!!
ではなく、ちゃうんかいw
この霊場にドカーンと落ちたそうな。
もともと地から湧き出た岩石で霊力満ち満ちだった場所に、今度は天から隕石まで降って来たわけですよ。
それを空海さんがスルーして高野山に戻るわけはなく
隕石落下の衝撃でできた滝の前に不動明王を祀り
滝に名を付け
神社としての歴史をスタートさせたということなんです。
引きで見た図。
知ってから見ると神々しく見えるというw
しかし考えてみたらすごいですよね。
遡ること約2万年、その頃から人々はここで手を合わせてきたんですよ。
時代によっては両手を胸の前で組み、また違う時代では片膝をつき、敬虔な気持ちでここで祈りを捧げてきたんですよ。
そんな場所に運動目的で来たわたしw
まぁ寝たきり&認知症予防なんで、言ってみれば自力による積極的祈願?
よってバチは当たるまい。
いやむしろ逆にご利益あるんちゃう!? ←厚窯w
不動明王がいた理由
この荒々しい様子!
隕石の衝撃がいまだあちこちにチラホラ残ってるんですよ。
こりゃヘタに動くと運動量ムダに増えるんで地図見よう。 何しに来たんや
ふむふむ、この通りに登って行けば、最短&見どころ全部網羅できるってわけですな。
しかし傾斜がオソロシイ
ん?
ところどころに〇印?
全部でななつ。
『七星塚』と書かれてありますね。
なんと読むのだろう?
ななほし?ななつぼし?
お米!? それはちゃうw
半分スルーで歩を進めると、今度はこんなパネルが。
守護星!?
でもって北斗七星!?
それもちゃうw
もうここ謎だらけで拝殿ウルトラ遠いんですけどwww
気になって進めないんでスマホ出して調べてみると、ここは北極星・北斗七星信仰(仏教)を取り入れた神社なんですって!
なるほど~
それで不動明王がいたんですねー
わたしね、太古の時代の神仏習合って、これぞ”日本”な価値感だと思うんですよ。
八百万の神を信仰する日本人には、お釈迦様だって海の向こうからはるばる来られた八百万の神のひと柱。
よって神様と同じ場所に祀って当たり前というのが、神仏習合の考え方でしょ?
ありがたいものはすべて等しくありがたい。
みんな違ってみんな尊い。
もとい、違うベクトルで尊い。
これ日本の中でも特にグレートな思想じゃないですか?
というので、神仏習合に現代人が忘れがちな日本らしさを感じるわたし。
ここはその”らしさ”が満ち溢れている場所ってわけです。
来てよかったかも。 ←語尾に傾斜への不安が凝縮w
≪つづく≫
みなさま、本日もお読みくださりありがとうございます♡
前編では星田妙見宮のざっくりしたご紹介をさせていただきましたが、後編では北斗七星信仰の謎にはほぼ迫らず、おいw
占い要素の面白いところだけをピックアップして隕石山をゼイゼイ言いながら登っていきますんで、どうぞお楽しみに!
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