健康とエコと未来のために旬の野菜を食べましょう

野菜売り場の楽しみ方・おまめ流

実はわたし、野菜好き



大の肉好き、いてまえ気質、そしてオフ会なんかで野菜を残すのを目撃されてるせいか、みなさんの中でわたしは肉しか食わないティラノサウルスイメージになってるみたいですが、それは大きな間違いで、実際は野菜大好き草食獣なんですよ。 ←どのみち獣


もちろんお肉は好きですよ。
けどある時、ハタと気付いたんです。その種類が少ないことを。
牛、豚、鶏、羊、せいぜいこの程度じゃないですか?


まぁ美味しいから別にぜんぜんいいんですけど、ぜんぜんいいと言いながら飽きないように調味料で味変させてるのはどういうことだろう?


つまり、もしわたしが縄文人だったら絶対飽きて魚派になって海辺に引っ越ししてるってことです。←いつもイミフなおまめ理論w


そこにハタと気付きましてね、←気付いたのは肉の種類の少なさではなかったというオチw
味変させなくても日本流通だけで実に130種もの異なる味のある野菜に興味を持ったんです。


それがかれこれ30年ほど前のことだったかな? そんな昔の話やったんかーい!というツッコミよろしくw
ならなぜにオフ会で野菜を残すんやって話ですが、単に輸入野菜に抵抗があるからなんですよ。

輸入野菜って、要る???




みなさんはアメリカ産ブロッコリーとか中国産ホウレンソウに抵抗はないですか?


農薬や殺虫剤は発癌リスクが疑われるだけじゃなく、最近ではパーキンソン病の原因のひとつになってるという説まで浮上しています。
パーキンソン病って60歳以上の100人に1人が発症するといわれる身近で怖い病気じゃないですか。
しかもそろそろわたしその年齢💧


というので、輸入野菜を使ってるっぽい店で、尚且つ薬品残留率の高い品種はお残ししてたというわけなんです。


ところがですわ。
ちょっと前に巻き起こった玉ねぎ高騰、その原因が、輸入玉ねぎが入ってこないせいで国産玉ねぎが業者間で取り合いになったことだと知って、ガ・ビーン😱


まさか玉ねぎまで輸入に頼っていたとは思いもしませんでしたよ💦
ってか、スーパーで中国産玉ねぎなんて見たことあります!?
目に入らない=存在しない
この愚者の論理に自分が陥っていたなんて、再びガ・ビーン😱


送料差し引いても輸入したほうが安くつくのでしょうけど、われわれ個人が地道にエコに取り組んでるその後ろで飛行機ビュンビュン、輸送船ガーガー、どんだけ石油使ってるねん💢って思いません?


昨今どのお店も軒並み値上げに踏み切ってますが、その理由がもし「この機に材料を見直し全て地場産の食材を使うことにしました。よって全メニュー10%値上げします。ご理解のほどを!」ってことなら、わたし全力でその店応援しますよ。
ひいては日本の農家さん応援にもなりますからね。


戦後77年、日本人の意識が上等舶来から上等日本へと完全に入れ替わった今、タイミングよく世界でいろんなことが立て続けに起こっている。
これを啓示と捉え、今後何が起こっても飢えることだけはないよう、自給自足を目指す国づくりに意識をシフトさせていきたいもんです。


わたしが思う産直市場の魅力



『産直市場よってって・イオンモール四条畷』



チャリで12分なんでチト距離はあるんですが、行けば間違いなくテンション上がってその後の仕事率が爆上がりする『産直市場よってって』。


ここは和歌山、大阪、奈良の3県だけで展開するローカルチェーン店でして、昨今どこのスーパーにも産直コーナーはありますが、ここは生産地(者)間でのガツガツした競争が垣間見えるから面白いんです。




たとえば今が旬のオクラ



オクラ祭りか!?ってほどオクラオクラしてますでしょ?
手前にちょこっと写ってるブルーのコンテナボックスにも赤オクラや白オクラなどがどっさり積まれてあるんです。


初めてこの店に来た時、同じ種類の野菜ばっかりこんなに揃えてどーすんねんスペースの無駄ヤンケと思ったんですが、よーく見ると、生産地(者)ごとに分けられていて、ウリの書かれたポップが添えられているんですよ。
中には栽培方法を詳しく書いている方も。
でもって店の壁面にはB5サイズの顔写真が何十枚もズラ~~


その様子に、いまどきのネットショップと通じるものを感じたんですよね。


わんさかいるライバルの中で自分のウリを徹底アピールし、インスタやツイッターでも更に念押しアピールし、他から抜きん出ようとガツガツ頑張ってるEC民。
それに通じるものが、この『よってって』にはあるように思えたんです。


で、そういう目でお客さんの動向を観察していると、値段優先 or 産地優先 or 生産者優先(リピート)×年代/身なり/体系 等々・・


いろんなことが見えて来てめっちゃ面白いし勉強にもなるんで、ちょくちょく覗きに来ては学ばせて頂いているというわけなんです。


レッドオーシャンが充実するとブルーオーシャンが生きてくる




競争者の多いレッドオーシャン市場は、勝ち目考えると参入に二の足踏んでしまいますが、客の側からするとここが充実していなければ買い物自体がつまらなくなる、それをここ『よってって』で気付いたわたし。


さっきのオクラもそうですが、今が旬の野菜には参入者がひしめき合い、その熱量で客が寄って来るんですよね。




これは夏野菜代表のゴーヤですが


写ってるのは棚の真ん中だけで、左右にもズラ~っと生産地(者)別にゴーヤが広がってるんです。




入り切れないものはオクラ同様コンテナボックスに山積み。






ゴーヤは一種類だけなのでこの程度ですが、ナスなんてこれですよ。



まだまだ



まだまだ



まだまだ




こんなに多くの選択肢から客はオンリーワンを選べるのか!?
と心配になってくるほどの量ですが、ちゃんとマイチョイスを選んでレジに持っていくんですよね。


ちなみにわたしは原産地と風土が似てる生産地のものを選ぶようにしてるんです。

前述したようにここには和歌山/奈良/大阪産のものが中心なんで、たとえばゴーヤなら原産地の東南アジアに風土が近い和歌山産、しかも海岸エリアのものならミネラル分も豊富なんで、その条件で絞り込んで選ぶって感じですね。




という具合にレッドオーシャンを楽しんだ後はやっぱりブルーオーシャンに目が行きます。


棚の一角に置かれてあるブランドナス。
しかも客の目が留まりやすい真ん中の段のど中央に置くというね。




まんまとひっかかるわたしw ←クリームという文字に弱い人


よくよく考えたら1本160円ってべらぼうなお値段なのに、これでグラタン作ったらさぞかしうまかろうと、そっこーカゴに放り込んでしまいましたw





これなんかブルーオーシャン中のブルーオーシャンじゃないでしょうか。


岡山の高原で無農薬有機栽培で育てられた未熟ぶどう。



こんな感じで使うみたいですが、わたしの生活にはたぶんナイかと😅

全てのレシピにもれなくついてくる『瓶の煮沸消毒』、もうその1文見ただけであとは目がスルーですわw
もしご近所さんとかに頂いたら、その日のうちに肉と一緒に炒めて食べると思う😂


けどそんなわたしでも足を止めて手に取って見ようという気になるんですよ。
レッドオーシャンが充実しているからこそ、珍しいものを手に取る余裕が生まれるんですよ。


欲しいものが充実の品ぞろえ。
そういう店じゃないとそこにしかないオンリーワンをリピートするために足を運んだりしませんからね。
こういうのを夢beansに生かしたいものです。

野菜売り場では誰もがみな万葉歌人



という具合に、産直市場に変わった楽しみを見出している変なおばちゃんですが、まともな楽しみ方もしてるんですよ。


スーパーでもそうですが、野菜売り場って季節をサラッと楽しむのにもってこいじゃないですか?
クソ高い桃がちょっと下がってきたら盆近し、ナシが出てきたら秋近し、みたいな?


公園を散歩するだけでは気付かない小さな季節の移り変わり、それをいち早く教えてくれる野菜売り場。
日々家事や仕事に追い立てられて余裕の余の字もないわれわれ主婦も、野菜売り場を見て回っている時だけは雅な万葉歌人になれるんです。←ゴーヤ握って一句詠めるようになるのが目下の夢w



というので、マーケティングの勉強をした後は季節を感じるためにもう一回りすることにしています。





関西の夏と言えばこれ

万願寺はいわゆるししとうと同系なんですが、ししとうの4倍くらいの大きさ且つ肉厚なんで、水分がめちゃめちゃ多いんです。中にスープが閉じ込められているような?

母親は甘辛く炒め煮してましたが、わたしは網でこんがり焼いてポン酢で食べるのが好き🍶



これも万願寺


赤いのが混じってるのは売り物になりにくいのか、一袋60円でしたよ。





まっかうり


いわゆるマクワウリを関西では”まっかうり”と呼ぶんですよ。
うちではビンボーメロンと呼んでますがw





トマト


年中あるものですが、今の時期は品種が多くて選ぶのが楽しいですよね。
わたし歩行器ベイベーの頃から果汁ジュースよりトマト丸かぶりを好んだらしく、今も一日3個は食べてる気がする。

ちなみにベイベーまめ、切って与えると見向きもしなかったそうです。 ←当時からそういう性格w





国産パプリカ

昔大嫌いだったのに、8年ほど前にkikiから生食を勧められてやってみたらまじハマり!
下手に火を入れるから妙な甘酸っぱさが出て食べ辛かったんでしょうね。




無農薬のフルーティーしゅんぎく

これも昔大嫌いで匂い嗅ぐのもイヤな野菜だったのに、てぃんくるちゃんからこれまた生食を勧められてやってみたらばまじハマり!
二回続いたんで、この時もう苦手野菜は生食に限ると心に刻みました。けどパクチーはまだ試してない・・





夏の顔・そうめん



野菜以外の産直ものもたくさんあって、本葛入りのものをちょいちょい買ってます。


昔はそうめんに何の興味もなかったのに、年を重ねて季節モノを楽しみたいというミヤビな欲が出て来たというか? 
単にこの世の楽しみを余さずむさぼりたいというか? 後者だろう

今年はズッキーニ




この日のお買上げ~


去年は白ナスにハマってましたが今年はズッキーニ。
ウリ科カボチャ属なので甘みはそこそこあり、栄養価は甘みとは違う意味でそこそこしかないってのがツボにハマって好きになったというw

3色のうち、今回は糖分の多い黄色はパスして緑と白を買いました。



めっちゃでかい



でかいから中の白い部分が多い=水分いっぱいで、汗だくになって帰宅してまず一杯🍺の時のアテにぴったりなんですよね。
ドレッシングは最近急に無理になってきて(へんに甘くてねばっこい💧)、短冊切りに塩だけパラっとふって生ポリポリ。
ポリポリぐびぐび合間にがぶり。←🍅


そうやって水分補給している間に味噌+チーズ乗っけてオーブンに入れてたズッキーニが焼きあがるという酒飲みのゴールデンシステムです😆



ネーミングにやられましたw


ネーミングってやっぱり大事!
これまじで名前に偽りナシで、ピーマンの固定概念が覆るほど美味しかったんですよ。
なんというか、パプリカから酸味を抜いて甘味だけ残したような?
けどこの商品名がなかったら買ってなかったわ~

旬を楽しみ、未来を守る



ちょっと前に読んだ若い女性の記事で、確か節約術じゃなかったかな?
Googleから流れて来たリード文が秀逸だったんでついクリックしてしまったんですけどね、こう書かれてたんです。


野菜は旬のものしか買わない。
旬を外した野菜に栄養価は期待できないから食べる意味なし、カネの無駄!



痛快でしょ?
極端な意見だけど、鋭いとこついてますよね。
実際、旬過ぎた野菜ってクソ高いだけで味も栄養価もダダ下がりですから、そんなものにお金使うのは無駄以外の何ものでもないというのは、実に的を射た理屈です。


まぁ好物なら嗜好品と割り切って食べればいいと思うんですよ。
けど、たとえばトマト嫌いのお子さんに、冬突入してまで工夫してなだめすかして食べさせる必要はないんじゃないでしょうかね?
ビタミンCなら冬は白菜やネギ、じゃがいもにだって期待できるし、熱を加えると増えるリコピンはケチャップでじゅうぶん。
ならケチャップ付けたアメリカンドッグに温州ミカンを一個、最高の冬のおやつじゃないですか!


もちろん日本なのでジャイアンから無理やり買わされてるってのもあるでしょうけど、代表野菜は一年中スーパーにあるのが当たり前というわれわれ現代人の変な常識、これが農薬まみれの野菜を日本に招き入れる原因のひとつになってるのは間違いないです。


旬のものを旬の時期だけありがたくいただく風流。
食する前にまず一句とは言いませんが、この日本らしい感覚を再燃させることが、ひいてはわれわれの健康に繋がり、地球のエコに繋がり、子供たちの未来を守ることに繋がるのだと、わらわはしみじみ思ふのじゃ。誰やねんw


ということでみなさん、旬の野菜、いっぱい食べましょう!

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