素材博覧会KOBE夏2022に行ってきました💎

150年前の神戸に想いを馳せて

先日『神戸国際宝飾展』に行ってきましたネタを上げてましたが、今日は『神戸素材博覧会』に行ってきましたネタです。


どんだけ神戸が好きやねんって話ですが、実際神戸大好きなんです。
パンもスイーツも憧れのお店の本店が三宮周辺に集結してるんで、その様子見ると毎回テンション爆上がりするんです😍


でもってパンやケーキなのでお店の創業は当然明治大正時代でしょ?
この時代が大好きで夢ガアルというカテゴリーまで作ってしまったくらいなので、創業当初のエピソードや時代背景を思い浮かべながらかぶりつく豚まんのなんと美味いことよ💗←スイーツはいずこw


まぁなんにせよ、神戸は美味いもんが多い。
そういうことですわ。


神戸生糸検査所





『デザイン・クリエイティブセンター神戸(愛称:KIITO/キイト)』


素材博覧会KOBE2022の会場はここ。
いまどき銀行でも学校でもないのにやたら横に広がった造りなのに違和感を覚えません?
それもそのはず、この建物は明治時代のもので、その昔、生糸検査所だったんです。


平安時代に和泉式部が兵庫県の丹波篠山に養蚕を伝えて以来、兵庫県は全エリアを上げて生糸産業に取り組んできたそうで、各エリアから運ばれてきた糸をここで検査したのち、神戸港へ運んで欧米に向けていざ出陣!ってな感じだったとか。


とくに関東大震災で横浜港が壊滅的な被害を受けてからは、生糸の輸出は神戸一強。
「郡を挙げての蚕糸業の発展を!」との願いを込めてつけた社名「群是(のちのグンゼ)」をリーダーに、戦前まではモリモリに盛り上がっていたそうです。



入口の上にアフリカかどこかのお面みたいな飾りが付いてますでしょ?
あれは糸を吐く蚕をデザインしたものなんですって。
言われてみれば糸のふくよかな感じが伺えますよね。


しかし戦後、グンゼの願い虚しく蚕糸業は衰退の一途を辿ります。
ナイロンやポリエステルなど合成繊維の普及に加え、日中国交正常化が中国産の安い絹を市場に拡散したことで、2009年ついに生糸検査所は閉鎖することに。
そして2012年、『神戸と世界をデザインで繋ぐ拠点』として、デザイン・クリエイティブセンター神戸に生まれ変わったということです。



華やかな一時代を築き、また新たな時代を新たなカテゴリの人たちを巻き込みながら築き始めた旧生糸検査所。




わたしの中でこの人と重なります。

kikiさんが作家活動を始めたのは2017年。
それまではヤットコなど一生持つことはないだろうと自他ともに思っていた人が、「まめちゃん!去年コロナで中止になった素材博覧会が今年開催されるねん!行こう!」ですよ。


みなさんという新たに出会った人たちの中で、新たな自分歴を築き始めたkiki。
写真を撮っている時、建物から発せられるエネルギーとkikiのそれが熱く呼応しているかのようにわたしには感じました✨


いざ、入場!





中に入ると開館前というのに先週に引き続き長蛇の列!


もちろん国際宝飾展とは蛇の尺が違いますが、こりゃランチ戦争は避けられまい。
kikiは入場制限のことを気にしてましたが、わたしゃランチだ。。





にょろにょろ進む蛇の歩みと共に周囲をきょろきょろ見ているとこんなものを発見!

生糸検査所時代の機械。
こういうの見ると今自分が生きてる世界がとても価値ある大切なものに感じるんですよね。
昔の人たちが作ってくれたもの、よりよい形にしてしっかり次の世代に繋げなければ!という思いも生まれます。





さー 開館!いざ入場です! ピース、ボケとるがな




こういう催事は初めてですが、ところ狭しとブースが林立して、フリマとか学校のバザーみたいな感じ。


しかし中身はめちゃめちゃ本格的。
何代も続いた日本の工房、歴史ある会社の新機軸、等々、日本各地の伝統技をひっさげた会社がわんさか出店していてびっくりですわ。


いやもうね、ブツ見ただけでわかるんです。
アジアのパーツは現地でたくさん見てきましたが、パッと見ただけで何かが違うことに気付くんです。
手に取って見ると何が違うかすぐわかるんです。

仕上げなんですよ。
これがもう、全然違う。
日本の凄さをあらためて思い知らされました。






財布出して買う気マンマンのkiki





遊ぶ気マンマンのおまめ
ナニワの革屋さん、めっちゃ心配そうに見てるw





さて次はどのコーナーで遊ぼうかとフラフラ歩いていると、圧巻のビーズ売り場を発見!

松野ビーズ


いつもてぃんくるちゃんがないない言ってるビタミンカラーや赤系バリエもめっちゃ豊富!
さっそくてぃんくるちゃんに電話したところ・・・


「買っといて!!!」


らじゃ!
わたし遊んでばっかりちゃう?と思っていたところだったので、仕事させて貰えてよかったw


ランチタイム





施設の中にある『KIITOカフェ』


ひと仕事したのでランチを食べる権利を得ましたw 働かざる者食うべからず



このカフェおもしろいんですよ。
旧生糸検査所時代に実際に使っていたテーブルや検査機器を再利用したテーブルが置いてあるんです。


HPより借用




一人用テーブルには計器が付いてるんですよ。

おもしろいでしょ?
ここまでくればもはやアートですよね。





日替わりプレートランチの鯖の梅煮。

鯖は焼いて大根おろしオンリーの人なので、こういうのは珍しくて嬉しい。



にしても客が不思議なほど少ないんです。
並ぶの覚悟してたのに。



余は満足じゃ~✌


トイレタイム




食べ終ったらトイレです~♪


トイレのマークもお洒落💗
パフスリーブ着てるみたいな?


ところがこのトイレ、なんか様子がおかしいんですよ。
入ったら若いおにーさんが派手に立ションしてるんです。
男子用便器がずら~っと並んでるんで、もしかすると男女兼用かも?


と思いながら自分もおしっこして(わたしは座って)出てきたらば、さっきの立ションにーさんがまだいて、わたしの顔見て妙な表情を浮かべながら後振り向き振り向き出ていくんですよ。
ったく気になるんなら男女兼用トイレじゃなく男子トイレに入ったらいいと思いません?



ブツブツ言いながら外に出てkikiを待っていたらば、わたしが出てきたトイレの手前にもうひとつトイレがあるんです。


ハハーン💡
○の下に矢印が付いてるってことは、こっちが男子トイレか。
あのにーちゃん、女子トイレと間違えて入ったんやな。
じゃああのずらり並んだ男子用便器はお母さんと一緒に入った男の子用ってことか。
しかしあんなたくさん要る?



そこへkikiが手を拭き拭きわたしと同じトイレから出てきて、こう言うんです。


「わたしら入ったん男子トイレやったみたいやなw」


なんやて!?


「いやいやいや、ちゃうやろ!普通女子トイレって入り口から見て奥にあるやん」

「入口むこうやからそれで合ってるよ」

「なんで!?わたしらこっちから入ってきたで」

「え?むこうちゃうん?」

「ちゃうって、あっちやん!」

「どっちって???」


すでにどこから入ったかもわからなくなってる筋金入りの方向音痴おまめ&kiki😅


「さ、次どこ回る?」

「岡山デニム見に行きたいな」

「うん、いこういこう!」


すでにどっちのトイレに入ったかはどうでもよくなってる大阪婆おまめ&kiki🤣





しかし今思い出しても腑に落ちへん。。。


肩幅広い方が男っておかしくないすか? 羽生結弦VS吉田沙保里


可哀想なのはあのにーちゃんですよ。
帽子被ってめっちゃお洒落だったんで、たぶん客じゃなくクリエーターさんだと思いますが、、、
まぁ相手は大阪のおばちゃんなんで気にしてもしゃーない。
早く忘れてちょうだいませw




さて後半戦。
意気揚々と生地や新素材を中心に見てまわるも、「コレ、アレに仕立てたら面白いんちゃう?」「ええな」とおばはん得意の指示語de会話が飛び交う事態。←腹いっぱいにつき

こりゃきっと帰宅するとコレなんや???のオンパレードになるに違いないので





そんな時はティータイムです☕


夢のような休憩スペース






神戸荻原珈琲は1928年(昭和3年)に神戸で創業し、日本で初めて炭火焙煎のコーヒー豆を開発した会社なんですよ。


炭焼焙煎をやりたいと思ったきっかけが、めっちゃ神戸らしいんです。
取引先のパン屋さんに配達に行くたび、窯から香ばしくて美味しそうな匂いが漂っていて、これを珈琲豆でもやってみたいと思ったんですって。


そんな歴史あるお店のコーヒーが300円で飲めるなんてアンビリーバボーじゃございません?
でもって一杯一杯手淹れ=けっこう時間がかかるということで、休憩スペースの簡易テーブルまで運んでくれるんです!




運んでいただきました~💗



一週間前の神戸国際宝飾展のほうはVIP招待客としてエントリーしてるってのに、ネスカフェバリスタのセルフでしたよw
もちろん無料ですけど、なんかめっちゃ虚しい気持ちになるんですよね、いつも。
とっとと休憩終えてはよ買いに戻れ!とせかされてるみたいな?



でね、この休憩スペース、荻原珈琲だけじゃなく野菜スープや神戸ビーフシチューのお店、お弁当のお店、神戸スイーツ、パン等々が、お洒落なバザー風に並んでるんですよ!



これはうな重弁当のコーナーです。


神戸国際宝飾展の休憩スペースはショボくて高いカレーと袋に入ったコンビニ様のドーナツとコロッケくらいしかなかったってのに、この充実ぶり!
これがあったからカフェが空いてたんですね。

素材博覧会KOBEは11月にもあるみたいなので、次回も絶対参加しようと心に誓いました😆


帰路も盛沢山




ところで、なぜにわたしは海を見ているのでしょう? 知らんがな



会場を出て、三宮で老舗スイーツ本店詣でしようってことになってポートライナーに飛び乗ったんです。
階段上がったらもう来てたんですよ。
めっちゃラッキーじゃないすか?


けどたった一駅のはずが




窓からは神戸空港なんかも見えたりしてw


バカンス気分を味わえて得したと言えばそのとーりなんですが、なぜにわたしたちにはいつも予定外のオプションがついてくるのだろう?


え?
大阪コンビの旅はこうでなくっちゃ?

はは ご期待に添えられてよかったっすw





海と空の青に包まれながらぐるり一周、ようやく三宮に到着~



目的地にもなんとか辿り着きましたー

パティスリー TOOTH TOOTH 本店



ここに来るのはもしかして5年ぶり?




注文したのは双子座ラッキーカラーのイエローパフェ🍋

さすがTOOTHTOOTHと言わざるを得ないパーフェクトなお味!
全層異なる素材&味なのに絶妙にリンクしてるんです✨


わたしね、パフェ大好きなんですよ。
あの見た目、たまらんことないすか?
けどわたし甘いものが若干苦手で、美味しくいただけるのは3分の1程度。
いつも半分ほど残してしまうんです。ぐやじぃ。


それがなんと、今回は最後まで美味しく完食できたんですよ!
一体何十年ぶりだろう?
もちろん濃いダージリンをお供にしたけど、完食は完食なんで達成感半端ナイ😆ヤッホー!




さー 文頭で言ってた神戸の醍醐味・スイーツ本店詣でも果たせたし、心置きなく大阪に帰ろう!





いやー ほんっと楽しい旅でしたよ。


150年前の神戸港の汽笛や人々の活気を想像しながら街並みを歩き、それらをすべて見守ってきた青い海を空に近いレールの上から見下ろし、



老舗スイーツ店の創業当初のエピソードや時代背景を思い浮かべながら豚まんにかぶりつく。



みごと伏線を回収できたところで、素材博覧会KOBE2022のときめきレポは完結といたしまする😆


まぁなんにせよ、神戸も大阪も美味いもんが多い。
そういうことですわ😁

コメント

  1. おまめ おまめ より:

    あらいぐまさま(^o^)丿

    【歴史的建造物アーカイブ】旧横浜生糸検査所(横浜第2合同庁舎)、見てまいりました。
    こういうの見るとわくわくする~~
    正面玄関上部の蚕蛾の紋章、神戸のと似てますね!

    >アイスクリーム日本発祥の地です

    えええ!まじすか!!!
    ググって見たら馬車道アイスと言うのが出て来ました。
    馬車道なんちゃら、ってお菓子、よく見かけますがあの系列かな?
    横浜でシウマイ食べてデザートにアイスクリーム、最高ですね(≧▽≦)
    いつの日か必ずご案内お願いします!
    その時は可愛いあらいぐまのイラスト描いた小さなガイド旗を作ってまいりますよ💗

  2. あらいぐま より:

    はい、生糸検査所に反応して出てまいりました!
    横浜にもあるんですよ、生糸検査所! 
    今は横浜市第二合同庁舎になっておりますが、私が小学生の頃は生糸検査所で社会科見学に行きましたよ。横浜で合同庁舎を生糸検査所という人は筋金入りの横浜ババでございます。若い人は知らないのよ。

    ご参考までに↓
    http://theyokohamastandard.jp/article-6112/

    明治時代でしたら横浜にもいろいろありますので、ぜひご来浜くださいませ。
    アイスクリーム日本発祥の地です。
    ご案内できる日を心待ちにいたしておりまする。