収穫が盛沢山な一日
久々のハンドメイドイベント
ハンドメイド系イベントに最後に出向いたのは6月頭だったんで、もう3か月以上も御無沙汰なんですよ。
こんな時世の中、夢を諦めないどころか新たな夢まで掲げ、エネルギッシュに活動している個人や会社が集まる場所には、なんだか陽の気が満ちている気がしません?
というので、月イチくらいはエナジーチャージに行きたいところなんですが、ネット検索しても開催地は関東ばかり。
もしや西は客の入りが悪いとか?
・・いや、6月の神戸もごった返してたしなぁ
などと考えながら、不定期に検索かけて探していたところ
やっと見つけた関西イベント!
しかも地元大阪ってめっちゃラッキー!
しかーし
見付けたのが最終日の9月10日(土)の昼前というね
ハァ、、せめて前日に見つけてたらなぁ、、
ま、今回は不運だったということで諦めよう。
と、次のイベントを探そうとしたその瞬間、ふと思ったんです。
わたし、ココロ老いた?
だって子供だったら今日までと聞くとラッキー!となるところでしょ?
なのにわたしはアウトと感じた。
これけっこうヤバくないすか?
別に一日べったり会場にいなくてもいいんですよ。
前半戦と後半戦の合間にちょろっと覗くだけでいいんですよ。
なのに『今日まで=無理』と思ってしまったんです。
あかん、これは老いや。
紛れもなく老いや。
けど気が付いた。
これは何を意味する?
まだ回復できるんや!!!
ってことで
行ってきましたーーー!!!
『マイドームおおさか』って何?
会場は『マイドームおおさか』ということなんですが、大阪ドームの間違いじゃ?と二度見三度見しましたよ。
それほど聞きなれない名前なのにロケーションは大阪のメインエリア、しかも建ったのは昭和62年って府民として情けなくないすか?w
まぁ知らない場所がまだ近場にいっぱいあるってのは未知の楽しみが待っているということ。
喜ぶとしよう!
顔がおかしい?
ほっといてくれwww
いやちゃうんですよ。
前が歩道なんで行き交う人と目が合って自撮りしづらいのなんの
外で一人で自撮りニッコリ、これムリっすねw
さー 入ってみましょう!
マイドーム大阪は大阪産業局が運営する地下3階、地上8階建ての展示場ってことなんですが、正式名称は『大阪中小企業振興センター』で、その愛称がマイドーム大阪なんですよ。
公共施設と知った途端、若干萎えたんで、愛称を前面に出したのは正解かもしれませんねw
しかしいくら私設っぽい愛称つけても、中はやっぱり
フツーに役所ちっくで二度目萎え
先日のシャレオツな中之島美術館を思い出して三度目萎えしそうになったんで、とっとと会場に入ることにしました
ワゴンブース
1階はおばちゃん大好きワゴンブース
おばちゃんって時代を超えて「ひも」「はぎれ」に目の色変えますよねw
アショカレースのワゴンにはちょっとお洒落な身なりの40代が群がっていたので見に行ってみました。
どうやら刺繍の施されたリボンのようです。
アショカ?アショカ王?インド?インド刺繍!なるほど~
ってこの角度から撮れるわたしどんだけデカいねんwww
ワゴンブースにはそそられるものがあんまりなかったんで2階へGo!
マーケットブース
2階はマーケットブース。
しかしこの役所的照明、まじでなんとかならんか 萎えるわー
2階はヨーロピア~ンな布やてぃんくるちゃんが喜びそうな糸がいっぱいありました。
若い頃はカーテン生地を輸入して手作りするほどインテリアに拘りまくってたんで、その頃こういうの見たら悶絶してましたよ。
もう今じゃこういうのを見ても
興味の対象は布ではなく色という。
右から三番目の辛子色の横がブルーになってますでしょ?
そのブルーを指で隠してみてください。
辛子色が黄土色に成り下がりません?
そして中央のピンク、これもまた指で隠してみてください。
辛子色の魅力が激減しません?
それって
まさにこれちゃいます?
渋い系の黄色を引き立たせるため、脇は明るいブルーでがっちり固めて合間にちょこっとフューシャピンク。
奇抜に見えてもしっくりくるこの配色には、われわれ日本人がどういうわけか”正解”と感じる何かが潜んでいるのかもしれません
という妙な楽しみ方をしながら2階をじっくり見て回り、ついに最後の3階へ~
メインブース
3階はメインブースということで、今回の目玉的なお店がずらりと並んでいました。
ここね、神戸国際宝飾展でもおなじみの店なんですよ。
商品に見覚えがあったんで入ってみたんですが、お客さんに意識が行って見るどころじゃなかったんです。
なんというか、「ここは寺か?」と腹の中で呟いたといえば伝わりますかね?w
まー 会話がおもろいおもろい。
「これ、あれやな」「そうそう、あれや」「いーやちゃう、あれや」「ああそやそやあれやな」
って何故に通じ合うのでしょうかwww
タティングレースのお店
タティングレースって初めて見たんですが、めっちゃめちゃ芸術的!
わたしにはもうアンビリーバボーな世界。
完成まで一体何日かかるんだろう?
美しいモチーフをたくさん編むのはもちろん凄いことですが、それを綺麗に繋いでいく技術がすごいと思いません?
実演中のお姉さん、スマホ向けたら撮影しやすいように手を止めてこっちを向いてにっこり
タティングレースはマクラメ編みの技法のひとつなんだそうで、うちはまだ手着けずの分野なんですよね。
糸だし軽いしノンアレルギーだし、金糸銀糸でカッコいい系のモチーフでイヤリングとかネックレス作ったらいいと思うんだけどなー
けどもう目がなぁ、、カンでやるしかない気がする
なんて思っていたらば、ここでもまたシルバーたちが真剣に材料選んで買ってるんですよ!
「これとこれとこれあったら作れるんやって」「あんたそやかて作る人がいるがな!」「ああほんまやな、どないしょ!?」
ワッハッハ~
と笑いながらこっちみて一緒に笑えと圧かけてくるというw
しかしばーさまたちの元気なことよ。
見えへんとか手が震えるとかそんなもんどうでもよく、それをやろうと思った証、もっといえば今日を元気に生きた記念に買って帰る、みたいな?www
わたしもあと30年くらいしたらああなれるのだろうか?
レース糸がまんま芥川の蜘蛛の糸に見えて来る。
欲出して切れようがどうなろうがとにかく掴まなければ始まらない。
あのばーさまたちはボケツッコミしながらもがっちり掴んで帰りよった。
さあ、わたし、どうする?
・・・・
・・・・
てぃんくる頼みということで
梅村マルティナさん
ニットクリエイターの梅村マルティナさんのトークショーがここメインブースにて14時からあるとのことで、それに間に合うように昼ご飯は諦めて家を出たんです。
毛糸も人物もまったく知らないんだけど、名前からしてこっちで結婚した外国人、その女性がどんな経緯で二ットクリエイターになったのかを生で聞けるならラッキーかなと。
そしてわたし、冗談みたいな話なんだけど、美大に行くか外大に行くか悩んだこともある人なんですよw
汎用性を考えて外大に行ったものの、いろいろと諦められない部分もあり、子育てが一段落したら教師辞めてニット作家になりたいなーなんて思いながら作品を作っていた時期もあるんです。
顧客も何人かいたんですよ。
大豆が仕事をやめて大学院に通い始めたんでそれどころじゃなくなりましたけどね。
ってなわけでトークショーをけっこう楽しみにしていたわたし。
マルティナさんと目が合いそうな前から二列目の席を陣取り、終わったらツーショットで写真撮ってもらってブログに上げよう♡なんて思ってたんです。
ところがですわ。
トークの内容は今現在の活動の話オンリー。
来日時には京都にいたけど東北震災をきっかけに気仙沼に移住して平和の靴下を編んでいる、そのうちフェリシモや百貨店から声がかかり、アトリエも増えて順風満帆、今に至る、毛糸はここで買えます、あそこでも買えます、ネットでももちろん買えます、みなさん買ってね、それだけ。
そんな話を聞かされてもマルティナさん本人への興味なんかイチミリも湧いてこないと思うのですが
というので、ツーショットお願いする気にもならず、時間を無駄にしたことに腹立たしささえ覚えてしまったんですが、あとから調べたらこの人、1987年に医学研究者として来日して京大で研究活動をしていたんですって!
その後、京都外大で教鞭を執り(あそこには医学部ないんでドイツ語担当??)、それから8年ほど経ったあたりで手作り市に手編みの靴下を出したそうなんですが、京外大から手作り市までの間にいったいどんな心境の変化があったのか、ここが語りの見せ場じゃないですか?
だって医学から編み物ですよ、みなさん。
そこ一番聞きたいとこですよね?
震災直後、京都から気仙沼まで13時間かけて夜行バスに乗り毛糸の靴下を販売しに行ってたという話でトークショーが始まったんですが、そこに至る話、たとえばですよ、医学を志して日本に来たものの、未曽有の大災害が起こり、はてさて自分に何ができるのだろう?と問うた時、医学の知識ではなく優しい想いを繋ぐ取り組みを立ち上げることだと気付き、医学界から転身しました、と切り出せば聴衆は食いつくんですよ。
なのに震災時の苦労話とその後のサクセスストーリー、そして毛糸がどこで買えるかしか語らないってのはどういうことだろう?
そんなものは最後の最後でよくないですか?
全て語り終わった後、そして今がこれです!と言って立派なアトリエやデパート売り場の紹介をし、「ここにいるみなさんは今わたしから幸せの糸を受け取ってくださいました。わたしたちは幸せを編む仲間となりました。支援はまだまだ必要です。この輪を一緒に広げてください!」と締めれば完璧じゃないですか?
スタッフの誰かが台本書いて、その通りに喋っちゃったのかなぁ
というので、せっかくのマルティナさんの高い志を全く受け取ることができなかった残念なトークショーでした。
ひときわ賑わう『ひらかた手芸市』
全フロア見てまわったので帰ろうと思ったらば、メインフロア前の踊り場スペースがなにやらめっちゃ賑わってるんです。
ここは一体何ブース?はみ出しブースとか?
にしては賑わいまくってるんで不思議に思って前に回って見てみると
なんと『ひらかた手芸市』とな!?
枚方(ひらかた)はわたしの住む寝屋川の隣にあり、蔦屋(TSUTAYA)の創業地でもあるんですよ。
枚方市駅前にある蔦屋ビルにハンドメイドブースができたって話をチラッと聞いたことがあるんで、そこに出店している常連作家さんたちを伴って踊り場スペースでマーケットを開いたって感じなのかな?
まちょっと入ってみよう。
目指すは人だかり~!
ってまさかのボタン!?
いや~ ボタン好きさんがこんなにいるなんて思いもしませんでしたね。
なんとインスタライブしながら買い物代行してる若い女性もいるんですよ。←ちゃっかり覗き見
ビンテージボタンを使うアクセ作家さん、けっこういるんだなぁ。
ってかそういう手法で家にいるてぃんくるちゃんに材料買ってあげるってこともできるんですよね。インスタ機能を使いこなしさえすれば。 ここが問題w
今までは撮った写真を先にラインで送り、そのあと電話して、「これなんかどう?」「2枚目の写真のがいいわ」「2枚目ってなんだっけ?」「だからあれよ」「ちょっと待って、電話切って画像見るから」
って日ぃ暮れるわ!!!www
婆の挑戦、まだまだ先は長いです
ハンドメイドの価値とは
マーケットブースもメインブースも会社が提案する材料で作る規格ものでしたが、ひらかた手芸市は基本個人作家が出店してるんで、自分にもできそうでできなさそうな微妙な感じがおもしろかったですよ。
こんなワイヤーワークもやろうと思えばできるのだろうけど、こんなにきれいにできるわけがないというところに魅力を感じるんですよね。
会場の中では財布を開ける気にならなかったのに、ここではその理由で散財しそうになりましたよ。
できそうでできない。思いつきそうで思いつかない。
それって間違ってもティファニーやヴァンクリには感じ得ないものです。
ハンドメイドの価値ってこのあたりにあるのかもしれませんね
さー 記念撮影して帰るとしよう!
顔は疲れてますが充実感でいっぱい。
なんにも買わなかったけど収穫もいっぱい。
タティングレースの魅力を知ったこと、諦めない(というか達観した?w)シルバーを見ることができたこと、そしてハンドメイドの価値がおぼろげながらわかったこと、このみっつが収穫かな?
わずか2時間程度の巻き巻きモードでしたが、来て本当によかったです。
あ!そうそう、そうだったそうだった。
心が老いたことに気付いて行動に移せたこと、これが一番の収穫でしたね
それではみなさん、しーゆーすーん♪
帰りにプチ寄り道して秋の収穫をば~
目当ての渋皮栗食べたらあとはもうアウトかなと思ったんですが、昼ご飯食べてなかったせいか完食できたんですよ!
パフェの完食はtooth toothのレモンパフェが最初だからもしや人生2度目?
なんだか嬉しいな
コメント
kikiさん(^o^)丿
そやねん、あの会場でわたしたぶん平均年齢下げてる組に入ってたと思うねん。
しかし90近いおねえさま方がハンドメイドをしたがってるなんて、まじで思いもしませんでしたわ~
見える見えへんどうでもよくて、やりたい気持ちを最優先ってほんま素敵な生き方よなぁ✨
今回、当日になって初めて検索に引っかかってきた理由、
ひょっとすると大阪手作りフェアの事務局がメタタグにハンドメイドと入れてなかったとしか思えんのよ。
この経験を生かして次回からは手作り/ハンドメイド、両方入れて検索してみるわ。
ほんで次回はkikiさんもぜひ一緒に!
うわーっ、嬉しい😆待ってましたのレポ!
こんなに賑わっていたんやね😵
当日参加見送り組につき(だって年上w数日www)読みながらかなり悔しかったわー😂
写真で見るだけでもワクワクするじゃありませんかー!
元気なおばさまたちに負けた感いっぱいですが、画面越しにも元気もらいましたー!
ありがとうございます😊
やっぱり足を運ばなあかんな🤣