「57」という年齢をじっくり考えた誕生日会

今のピンチは最後のチャンス

今年の誕生日会は

おまめブログにもちょいちょい登場している武士友（高校時代の友人）と、今年も誕生日会をすることになったんです。


誕生日会といっても、いつもよりチョイ贅沢なものをたらふく食おう的イベントでして、食べ終わったあと「あー食った食った、余は満足じゃー」を楽しむみたいな？


ところが年齢がかさむにつれ、「あー食った食った」から「あー食えた食えた」に変わって来たんですよw
胃も年齢にしっかりついてくるんですね


で、今年はどうするべ？って話になり、武士友からの提案で

肉の食べ放題になったんですw　　←老いに逆らいたくなるお年頃w



もちろん肉だけじゃなく


スープとか

サラダとか

サラダとか

サラダとか

肉食べに来たのに草食えと！？！？　←キレるやつ


確かに色とりどりで見てる分には気分上がるけど、うっかり誘いに乗って手を出したら向こうの思うツボ。
ええか、今日は肉やぞ。　←誰にゆうとる



デザート系もいっぱい

ソフトクリームマシンもあります♡

これら全て2時間食べ放題と思うとやっぱり上がりますねー
もちろん全部食べられるわけはないんですが、今この時、全ての権利を手中に収めてると思うとゾクゾクする


さー　今日は野生に戻って楽しむぞー！

それデフォルトやんケのツッコミ、ありがとうございますwww

失業

このお店、草は取りに行かないといけませんが、肉は各テーブルで切り分けてくれるシステムなんです。

モザイクの上からでもそれとわかる笑顔の武士友w

やっぱり肉はテンション上がる～♪


武士友とは年に2回ほど会ってるんですが、アラカンともなると変化が少ないため、どうしても息子・娘の話題がメインになるんですよね。

加えて武士友が女手一つで育て上げた一人娘、いつしかわたしの大学の後輩となり、卒業後もわたしと同じ英語教師！
もうわたし、この子にメロメロ♡


というので、今回も食事の盛り上がり時に合わせて可愛い可愛い娘の話を聞かせてもらおうとわくわくしておったらば・・・


「実はな、わたし、夏前に失業するねん」


・・え？


「チョトまてどゆこと？」
「勤め先の病院が閉院するねん」
「なんでまた」
「院長が残りの人生を謳歌したいらしいわw」
「しらんがなw」
「ほんまそれw」
「けど社員の身の振り方はちゃんとしてくれるんやろ？」
「ないない！閉院すること早めに言うたったし逆に感謝せーとおもとるで」
「そういうもんか」
「そういうもんよ」
「次の予定は？」
「この年で放り出されたらどないもこないも、、」
「医療事務の資格持ってるからだいじょぶちゃう？」
「57よ。30年以上前に取った資格よ。相手も慈善事業ちゃうからなw」
「そういうもんか」
「そういうもんよ」


誕生日会に重くのしかかるフタケタ数字『57』w
これぞ名実ともに誕生会です

アラカン女子の社会的評価

しかしながら重なるもんで、snsで知り合った同い友が、就活というかバイト活を始めることになりまして、有名大卒で隠居ブランクも10年ほどとくればきっと引く手あまただろうと踏んでいたらば、まさかの苦戦
そして彼女もこう言ったんです。


57よ


またしてもこの忌まわしいフタケタ数字


しかし現役は60までというのは昭和の時代の話でしょ？
今なんか当時より健康寿命も格段に延びてるし、見た目も絶対若いしキレイだし、その気になれば棺桶に入る直前まで仕事できるわけじゃないですか。
なのになんで？？？


「わたしら世代の女性、微妙らしいよ。高卒で就職した人、けっこういたやろ？そういう人、バイト経験ないねんで」


経験値！？


「大卒もまた微妙で、パソコンの使い方を学校で習ってない世代やねん」


ITか・・


そういえば元税理士のママ友に、せっかく子育て終ったんやし再就職したら？と言ったことがあったんですが、当時は紙面でやってた仕事を今は画面でやるようになったため、再就職するためには勉強し直さないといけないらしく・・


パソコンだけはな、ほんま無理やねん。そんなことするくらいなら駅でトイレ掃除するわ


パソコン触るくらいならキャリア捨てても本望だそうです


まだ頭の柔らかい若い時には育児に没頭、勉強しようという心の余裕を全く持てなかったってのは、やっぱり旦那の責任もあると思うんですよ。
けどゆうてもしゃーない。時間はもう巻き戻せず。。。

胃の容量対策にはコレ！

しかし牛肉ってそう入るもんじゃないっすね。
和牛と違って脂っこくないから食べやすいっちゃ食べやすいけど、顎が疲れてくるというか？


仕方ないので


草たちをw

これね、食べかけじゃないんですよ。
テーブルに運んですぐの状態でこれなんです。
どんだけセンスないねんって話ですわw


「とりあえず失業手当て貰ってる間にパソコン教室に通ってみるかー」
「パソコン教室！？！？」
「やっぱりWordとExcelやねんな。50代の求人見てたらそれできるのとできへんのとでは件数が全然違うねん」
「まじで！？20年前と条件同じやん！」
「そやで。中には短大卒以上ってのもあるねんw」
「うそ～～～～んwww」


われらアラカン世代、今の世ではシーラカンス扱いだそうですよ、みなさん


しかしわれわれ側にも責任はあって、寿退社が女性のステータスだったのは事実じゃないですか。
25過ぎたら売れ残りのクリスマスケーキって言葉もわれら世代にできた言葉。
女性の地位がいつまでも上がらないことを国のせいばかりにするのはお門違いかもしれません。


けどゆうてもしゃーない。時間はもう巻き戻せず、胃の容量ももう巻き戻せず。
となると、これからどうするかを考えるしかないんです。


ってことで


焼きパイナップル

これがねぇ、もう絶品で♡
なんというか、パイナップル独特のあの尖った酸味が消えてめっちゃまろやかなんですよ。
でもってタンパク質分解酵素がたっぷり入ってるんで、胃の容量対策にはもってこいという

シーラカンス対策は？

こっちには残念ながらパイナップル的存在はないんですよね。
自力で容量を増やす、これだけ。


わたしの場合、ITも経験値も増やさざるを得ない人生だったじゃないですか？
ちょいちょい話してますけど、子豆が園児だったころ大豆が鬱になって仕事を辞め、大学院に通い始めるというアンビリバボ生活を始めやがったんで、こっちは昼間は教師、夜は予備校講師、合間に家庭教師、なんとなれば音楽や体育まで教えるという、とんでもない職生活を送る羽目になったんですよね。


そんなわたしをママ友も学友も、みんなカワイソがってくれて随分助けて貰いましたよ。
そう、何が言いたいのかというと、当時は一つの会社でずーっと仕事し続けて1円でも多く所得税を納めることが、個人の幸せであり、国民の美徳だったんです。


そんなわれわれ世代に、やれITの知識がない、やれ経験値が乏しいって、しゃーないですやん。
ましてや子育て支援なんかたいしてなかった時代ですよ。
更に言うと、今、国のお荷物となっている高齢者の介護をしてるのは誰ですか？
われわれ世代ですよ。


経験値は今更どうにもならないにしても、せめてアラカン女子のIT対策ぐらい国を挙げてやってほしいもんですわ。
もちろんタダとは言いません。
無料講座を受講し、無事修了までいけた者には3万円支給とかね。　貰うんかいw



などと考えながらビーフwithパイナップルを楽しんでいると・・


「内職ひとつ決まったから、それしながらハローワーク通うわ」


内職の言葉に喉詰めそうになりました

暴走止まらずデパ地下へ♪

制限時間マックスまで粘り抜いて店を出た爆食婆ズ、外したタガはなかなか戻らず今度はスイーツ。

ご存知の方も多いと思いますが、大阪は、阪急/阪神/大丸の3デパが梅田に集結してるんで移動要らず、はしごするのが普通なんです。
この日も大丸に寄った後こっちにやってきました。


阪神はリニューアルしてから関西初出店とか日本初出店なんかが増えてきたんで、今じゃデパ地下はしごはここがオオトリ。
以前は阪急だったんですけどね。
やはり付加価値って大きいなぁ。


大きいと言えば、わたし自分の付加価値（人と違う点）で真っ先に思いつくのが大きさなんですよw
何に使えるん？って話ですけどwww



こちら阪神百貨店の付加価値筆頭、イタリア郷土菓子『ジェルソミーナ』日本初出店なり～

イタリア感満載♡

しかし販売元は東京なのに、ナゼココって話ですわ。
社長が阪神タイガースファンとか。　なアホなw


ラインナップが多すぎて迷っていると


アラベスクちっくなのを発見！

コレコレ↓なんか似てません？

このお菓子、『パンテッレリア』という、何故にそんな変なとこに小さいツが入ってるんやと誰もがツッコミ入れるであろう名前でして、シチリアの伝統菓子なんですって。
言われてみると、アラベスクの丸いモチーフが南イタリアの陽気な太陽とイメージが重なってキュン♡


ってことで、これに決定！

そういえば、アラベスクの作者てぃんくるちゃんも機械ではかなり苦労してましたねー

旧夢beansの頃だったかな、クリックポストの使い方を教えていた時、プリンターを使ったことがないことが発覚し、遠隔指示に四苦八苦した記憶がありますw

その後もWordにExcel、そしてフォトショ、教わる方も教える方もよく頑張りましたwww


やっぱりね、人間って必要に迫られない限り尻なんてそうやすやす上がるもんじゃないんですよ。
それがダメだとは全く思ってないです。
それで一生やり過ごせるならそのままで全然いいんです。
一度きりの人生、楽しく生きましょうよ。


一方、われわれ世代がこの年になっていきなり必要に迫られたら、これフツーにピンチですわ。
しかしステージアップの最終チャンスでもあるんですよね。


どう受け取り、どう生きるかは、全くの自由。
しかし、こんな不安定な世の中ですよ。
一生やり過ごせると踏んでても、予想が外れたらどうします？


福祉？
ないない
コロナでワクチンやpcr検査、病床確保等々、莫大な国費をつぎ込みましたからね。
そのツケを来年度からさっそく税金という形で払わされるってのに、尻重ババを救ってくれるわけがない。


だからやっぱり降って湧いたピンチはチャンス、それどころか幸運です。
武士友、ガンバレ！

タガの外れた婆ズの暴走はまだ止まらずw


どうです？この麗しい光景

好きなだけ袋に詰めてレジに持ってくシステムなんですが、詰めた分だけ金払うのに、詰め放題と錯覚させる何かがこの空間にはある。
間違いなくある。
ったく悪い店め。

食べてみました！

そんなこんなで無事に終わった誕生日会、お土産は超重い胃袋といささか重い気持ち、そして軽くて高カロリーなスイーツというw

これね、初食なんですが、ラスクを揚げたような、はたまたドーナツをラスクにしたような？
恐れていた甘み度合はチョコの部分がほんのり甘い程度、さほど脂っこくもなくサクサクでおいしかったですよ。


さて、リンドール。

これね、ネットで噂になってたピスタチオなんです。
実はこれ目当てでお店入ったのに、案の定いろんな種類で袋パンパンw

めっちゃキレイに切れたと思いません？

ところがもう片方は


ご期待通りwww

味も期待通り美味しかったです。
もっとピスタチオがましくてもよかったかなーと思いますが、ピスタチオのお菓子は外れが多いんで文句言いません。　ゆーとるがなｗ


あとブラッドオレンジとシーソルトとアーモンドバター、これらがめっちゃウマかった！
機会があればまた買おう♡



ところでこのリンドール、コストコと直営店では製造国が違うってみなさんご存知でした？
コストコはイタリア（5年ほど前までアメリカ）、直営店はスイス製だそうですよ。
ネットに上がってる食べ比べレポによると、原材料が異なるため味の違いもけっこうあるみたいですね。


フレーバーも自国の民の好みに合わせてハーゲンダッツばりに進化していくリンドール。
『安定』の二文字を手に入れるためにはそれと真逆の『変化』が必要だなんて、実に興味深いです。
ってか誕生日会の話題と被ってめちゃめちゃ響くんですけどw


57の誕生日会で肉の食べ放題を選んだのは、老いに逆らいたかったというより、今の自分を確認したかったのかもしれません。


翌日、武士友からラインが来たんです。
「まだお腹空かん～　胃薬飲んだー」と。
これね、探りを入れてきたんだと思うんですよwww
わたしは全然ヘーキだったんで、ドヤ顔でそう返してやりましたけどねw


フタケタ数字57、胃袋ともに確かに過渡期。
わたしもリンドールに倣ってフレーバー増やさなくては！