曇天がどんでん返しで夏の海に大変身！

砂漠と砂浜、どっちがお好き？

白い背景がどどめ色に

こちら昨年リリースしてソッコー完売した大人気のステーラ・デセール（砂漠の星）。

このゴールドバージョンがあると知り、2か月かけて作っていただいていたのが先日仕上がってきましてね、実物見てあまりの可愛らしさにわたくしおまめ大感激❣
シリーズものなら撮影背景も同じでいいし、採寸なんかする必要はないし、いろんな意味でうっひゃ～❣となってたんです。


ところがですわ。
いきなり梅雨の戻りがやってきて、空は毎日毎日曇天続き。
そんな状況ではいくら前回と同じ背景で撮影しても同じになるわけがないんですよ


そこで今回は砂漠の砂ではなく海辺の砂でいこうと考え、背景を白系にしたんです。
したんですが―


曇天ってひとことで言っても10秒と同じ色を保ってくれないんじゃないですか？
若干青空が覗いたり、茶焼けしたような色になったり、頼むからじっとしといてくれ～～！！！と窓開けて叫んだところでわたしただのアホですやん？w


しかし天気の回復を待ってる余裕ないし、グダグダ考えて留まってるより何かアクション起こして状況を動かした方が気分だけでもいいじゃないですか？


というので、労力を無駄にする覚悟で撮影を敢行したところ



案の定

白背景がどどめ色～～～～～！！！

カメラは要らんことをする

しかしここでくじけたらおまめじゃないんで、一縷の望みをフォトショに託して露出を上げてみたらば、なんと、撮った写真それぞれから異なる色味が出て来たではあ～りませんか

たとえばこの画像の露出を上げたら

こうなって↓

これの露出を上げたら

こうなったという↓

どうです！？この見事なまでの変貌っぷりw

露出を上げると片や赤みが出て片や青みが出たということは、これたぶん、カメラが空の一瞬の変化をとらえたのでしょうね。　いらんことを、、

やられたらやり返す

もちろんサイトに入れる画像がオンリーワンならこれで別にいいんですよ。
が、うちは1商品につき8～10枚入れるんで、背景色がバラッバラだと統一感が失われ素人感が増すではないか。　知らんがなw


しかしここでくじけるのもおまめらしくなく、逆に全画像に潜んでいる空の一瞬を見てみたくなったんです。　←おまめ健在


そこで画像240枚、ひとつひとつ全ての露出を順に上げていったところ、面白いことを発見したんです。
撮影したのが朝だったせいか、顔を出した空の色は青みと赤みのほぼ2パターンなんですよ。
これがもし昼間だったら雲のむこうの太陽が南中して黄色みも入ってきたんだろうけど、午前だったんでその2パターンだったのでしょう。


で、しばらくそれらをじーーーっと見てると、ある風景のカラーリングに似ていることに気付いたんです。



ある風景とは　　　（ある風景とは！？）




朝焼けのビーチです！！！

ね？まさしくこのカラーリングでしょ！？



この画像は商用利用可のフリー素材なんですが、これをフォトショで色補正し、

曇天画像からブツ＋若干の背景を切り取り




その若干の背景が青みのものは海に漬け

赤みのものは浜辺で甲羅干し

これなんか鬼太郎の下駄ちっくですが

曇天がどんでん返しで夏の海に大変身！ってめっちゃ愉快じゃないすか！？

でもってこの方法だと背景色がビーチ画像に溶け込むんでキワ処理が超簡単なんですよ。
重ねた部分をぼかしツールでなでるだけでいいというね。

まぁ誤魔化し画像と言えばその通りなんですが、真面目に王道（背景色を地道に揃える）を行ってたらリリース半月伸びてましたね。
となると盆ですよ。
商品名が『浜辺の星』じゃなく『浜辺のクラゲ』になってしまうw

どっちにするか決められない

ってことで、着画いってみましょー！



じゃーーん♪　
初お目見え砂浜ちゃん

じゃじゃーーん♪
再入荷の砂漠ちゃん

夏のビーチを演出したくて砂色っぽい服でコーデしてみましたが、こうして見るとわたしめっちゃ日焼けしてません？　←丑の日の鶴橋散歩
砂色の服より何よりこの日焼け肌が一番の夏演出になった気がするw


とまぁこんな感じで今回もすんなりいくことなくwなんとか作品を世に出すことができました。


しかしパワーアップってすんなりいかなかったときに叶うものなんですよね。
皮肉なことですわ。


けどすんなりいくと疲れが少ないんで、終わったらすぐに次の仕事に取り掛かれるというでっかいメリットもあるんですよ。
これは捨てがたい。


パワーアップを取るか仕事量を取るか
砂漠がいいか浜辺がいいか
ゴールドもいいけどグレーも捨てがたい


実に悩ましいです