この画像は【しまばら“浪漫”ひなめぐりん】というイベントの写真でして、街を散策しながらいろんなひな人形を楽しめるよう、島原城観光復興記念館を主会場に武家屋敷や市内の商店街、旅館、ホテルなど、様々な観光名所に分けて展示されているのだそうです。
おもしろいですよね。
観光名所を巡りながらその施設独自の趣向を凝らしたひな人形を見て回れるなんて。
この写真を送ってくれたのは島原に住む母方の従兄の奥さん。
9年前、母・ふみ香が亡くなった年の盆に休みを取って島原を訪れたんです。
ふみ香は晩年、墓参りに行きたがっていたんで、その代行を兼ねて皿うどんとチャンポンをたらふく食べてこようという趣旨で出向いたんです。
が、肝心の墓所が調べど調べどわからないんですよ。
兄妹の末子だった母親は、終戦後すぐ、17歳の時に島原を捨てて大阪に出てきた身。
他の兄妹もみんなバラバラになって久しいため、母方の親戚に連絡先のわかる人など皆無だったんです。
そこで島原市役所に電話して母親の旧姓と母親のお兄さんの名前を言って相談したところ、なんと、住所と電話番号、そして家を継いだ者(長兄の息子)の名前まで教えてくれたという
まぁそのおかげで墓参り代行が叶ったわけですから文句は言いませんが、個人情報を電話でホイホイは、どう考えてもダメだと思いますw
で、役所に教えて貰った番号に電話したらば、母親のお兄さんの息子、つまり従兄(当時64歳)が出ましてね、「わたしはあなたのお兄さんの妹の娘です」と告げたら、まーびっくりしてたのなんの。
あとから聞いた話ですが、”従妹を語るサギ”だと思ったそうです
しかし、待ち合わせ場所に現れたわたしの顔があまりにも一族のパターンを踏襲していたため、詐欺じゃないことを悟ったようで、墓参りのあとは従兄宅で夜中まで酒盛り
人生の後半で互いに新しい親族を得たというわけです。
あれから9年、
従兄とその奥さんがちょいちょい島原のうまかもんを送ってくれるんですが、桃の節句を目前とした今週頭、これを送ってくれたんです。
桃カステラ。
なんともめでたいビジュアルでしょ?
ふみ香から話は聞いてたんですよ。
長崎には砂糖衣のかかった桃の形のそれはそれは甘いお菓子があって、祝い事があった時に近所に配るのが習わしだったと。
今は桃の節句のお菓子になってるんですね。
戦後、お菓子のバリエーションが増えたことにより、桃の節句に特化したお菓子になったのかもしれません。
にしてもデカイと思いません?
手のひらサイズですよ。
551蓬莱の豚まんと張るスイーツってw
して、お礼を言うために電話したらば、従兄がこの桃カステラの仰天食べ方をレクチャーしてくれたんです。
「おまえウイスキー飲むやろ?それウイスキーに合うからアテにしたらええ」
「俺も3月3日に焼酎のアテに食べるけん、おまえもせんね」
酒のアテに送ってくれたものをコーヒーのアテにするのは裏切りのような気もしましたが、お菓子のアイデンティティを考えると果たしてどっちが裏切りだろうか
ということで、今朝コーヒーと共に食してみたところ、ふみ香の言葉違わず、まー 甘いのなんの
ほら、しょっぱすぎるものを食べた時、ブルブルッと震えるじゃないすか?
あの甘いモノバージョンを食らった感じ。
これを酒のアテにするなんざ狂気の沙汰というかゲテモノというか?
しかし島原人のあの自信満々なものいい。。。。
騙されたおもうていっぺんやってみんね!
ううむ、、「騙されたということがわかるからw」というオチがありそうでオソロシイが、酒飲みが酒を台無しにするようなことをするわけがないんですよ。
と考えると、この迷いなく振り切った恐怖の甘さが酒のうまみ成分を引き出してくれるのかもしれない。
などといろいろ考えていると俄然興味が沸いてきまして、
高まる期待にわくわくしながらハイボールを半分ほど他のアテで飲んだ後、ついに恐怖体験を敢行しました。
ん?
ほう
ハイボール普通やん。
そうなんです。
期待したハイボールの味には何の変化もなかったんです。
ところがですわ。
桃カステラの減るスピードがコーヒーのお供にした時より格段に早いことに気付いたんです。
なんで?
朝は桃カステラを完食するためにブラックコーヒーを2~3杯必要としたんですよ。
なのにハイボールはそんなに減らずに桃カステラの方がガンガン減ってる。
そういえば朝ほど甘みを感じない気がせんでもない。
なんで???
ウイスキー、甘いんや!!!
ウイスキーは蒸留酒なんで糖質はほぼゼロ。
しかし舌にはおもいっきり甘みを感知させるんで、食べ物の甘味を感じにくくさせる効果があるのではなかろうか?
そういえばお酒飲んだ後は普段滅多に食べないチョコレート系のアイスクリームがスイッと入ったりするんですよね。
なんでだろう?と思ってたけど、今その謎が解けた気がする
アルコールが入ってる時は味覚異常を起こしてることを自覚すべし!
ってことですな
まぁそれは納得できたが、甘党でもなんでもない酒飲みがわざわざソレをアテにして酒を飲むってのがどうしても解せぬ。
塩舐めながら飲んだ方がよっぽどうまいのに、なんで砂糖?
飲んでる途中で血糖値下がるんちゃう!?
わたしの飲み方はつまみの切れ目が酒の切れ目という飲み方なんで、
食事が終わって酒だけを飲んでるという状況にはならないんですよ。
が、酒好きの人って食事終っても酒だけ飲んでません?
オフ会の光景、みなさん思い出してみてください。
酒好きの例のお二人(誰やねんw)、後半から何も食べずに飲んでますよね?
そして最後みんなでコーヒーを飲むときに、決まってスイーツを注文し、「え?甘いモノ食べる人やっけ?」とみんなを驚かせますよね?
あれはもしかすると宴が終わるまで延々と食べ続けてる我々ぽっちゃり族より早い段階で血糖値が下がって来ている証拠では!?
従兄夫婦もまた然り。
毎晩2時間ほど飲んでると言ってたんで、きっとつまみが切れて久しくなった頃に血糖値が下がってきて体が糖分を欲する。
そして普段は見向きもしない甘いモノに手が伸びる。
この推論、絶対当たってますよね!?
いや~ 酒ってやっぱり毒ですな イマサラ
ま、そんなことを気付かせてくれた桃の節句の桃カステラ、
やっぱり乙女のミカタですわ。 誰が乙女や
コメント
ketaちゃん、コメントありがとう!
春はやっぱり新しいことをしたくなるよね。
春のおだんごネックレスも、きっとketaちゃんと一緒にお出かけしたくてうずうずしてるよ🌸
みんなで日本全国酒飲み&名物食べ歩きツアーを組んだら楽しいだろうな~
オフ会の時、たまに酒場を出てお茶飲めそうなところ探して入ったりするでしょ?
その際、ketaちゃんはたいていビールかケーキなんだよね。
あれが今回の考察のめっちゃいいヒントになった😆
新たな旅立ち、おめでとうございます!
よしっ、ketaもちょこっとは顔を上げて前を向いて歩き出そう、
と晴れやか〜な気持ちになりました。
桃カステラ、ひゃ〜、結構ずっしりしていそうですね。初めて拝見しました。
全国にはまだまだ知らない食べ物が沢山あるんだな〜
これからも沢山の「初めて」に出会いたいものです。
さて、酒好きの例の2人って誰なんですかねwww
でも、確かにアルコールが入っている時の方が普段より甘いもの耐性は高いような気も
するようなしないような。