目の不調と辿る老いの歴史

老いは目からやって来た。

みなさん、老いを初めて感じたのは何がきっかけでした?


わたしの場合、コンタクトレンズを入れた状態ではアイラインが引けなくなった時でした。
50過ぎた頃だったかな?


最初なんでかわからなかったんです。
近づいた方がよく見えるに決まってるのになぜに逆にぼやけるのだ!?と。

それがまさかの【老眼】だと知り、めっちゃびっくりしましたよ~~💧


というのも、近眼は老眼にならないと勝手に思い込んでたんです。
実際、裸眼の時は接近したらはっきりくっきり見えるんですよ。
56になった今でもです。

もしかするとコンタクトレンズを付けて視力を矯正すると疑似老眼を体験できるとか!? なアホな


以来、お化粧は裸眼でするようになりましたが、超ド近眼なんでちょっと引きで鏡を見たらもうボケボケで見えないんです。
眉毛のバランスもカン、チークもカン、シミ隠しのコンシーラーもカン。


わたしなんかよく自撮りするじゃないですか?
着画撮るために。
その際、ゲッ!眉毛忘れてるやん💦が何度かありました😓  ソレ違う理由じゃね?



しかし振り返ってみると、そんな状態になるまでにいろんな兆しがあった気がする。


老眼が来る前に白内障がやって来た。




老眼になる10年ほど前、ちょうど40の時に右眼だけ白内障になってしまったんです。
あれは衝撃的でしたよ。
夜、仕事を終えた帰り道、車のライトが激しいシャワーのように目に飛び込んできて、あたり一面真っ白!
交通量の多い車道の脇を歩いてたんで、わたしここで死ぬとマジで思いましたよ。



で、眼科で見て貰ったら白内障の診断。
来たかー!と思いましたね。
というのも、わたしは先天性白内障を生まれながらに持ってたんです。
それを知ったのは18の時。
コンタクトレンズを作るために訪れた眼科で「あなたは先天性白内障です」と言われたんです。


その時に眼科医から、『何かがきっかけになってある日突然出てくるから、なるべくその日を遅らせるよう気を付けて生活しましょう』とアドバイスされたんですが、18の若者が失明するわけでもないのに気を付けて生活するなどあり得ない話。
すっかり忘れて22年過ごした時についにその日がやってきた、って感じでしたね。


まぁ40と言えばちょうど学校やめてフリーランスに転向した時。
ホームページを作ったり、ネット集客に乗り出したりと、PC業務が一気に増えた時期でもあるんで、おそらくそれがきっかけになったのでしょうが、10歳になるまでに症状が出てしまう子供の多い中、40までもった、しかも片目だけ、ってのは逆に運がよかったのかもしれません。


更年期までやってきた。




その5年後くらいだったかな?
カーキやベージュなどの曖昧カラーが急にわかりにくくなって、これには白内障以上に慌てましたよ。
見るたびに茶系に寄ったりグレーに寄ったり、とにかく目まぐるしく脳内で色が変化するんで、曖昧カラーの服が買えないんです。
ベージュと思って買って帰り、翌朝ルンルン気分でタグ切って袖通して鏡見たらフツーにグレーなんですよ。
当時わたしはイエベだと思い込んでたんで、グレーなんか絶対着てはいけない色じゃないですか💦
まじ凹みましたわ。



これね、今思うに、更年期の入り口だったんじゃないかな。
入口の時ってホルモン量がどっと減ったりまた戻ったり、アップダウンが激しいじゃないですか?
そういう時には体のいろんなところに不調が現れてくるものなので、わたしの場合は目に出たんじゃないかな。


けどね、脳ってやっぱり凄いんですよ。
その状態にすみやかに慣れてくれて、目の調子がいい時に『これが正しい』と判断した色に勝手に変換してくれるようになったんです。


あれから11年経ちますが、色の識別には問題なく過ごせています。
なんでそれがわかるのかというと、わたしの関わる子供たちの中には”○○に敏感”という敏感体質の子供がたくさんいましてね、音に敏感、光に敏感、色に敏感、味に敏感、匂いに敏感、気温に敏感、湿度に敏感、などなど、さまざまな”敏感”を持つ超感覚の子供たち、その子たちが指標になってくれるんです。


というので、自分の心配な部分は子供たちの超感覚と擦り合わせれば正常/異常が即座にわかる。
めちゃめちゃ助かってます。←医者いらず


右側から黒いものが飛んで来た。


そんなわたしが今年の1月、久々に眼科を受診したんですよ。
昨年は膝腰で整骨院通いからスタートしたんで、今年は果たして何科からだろう?と思っていたら、まさかの眼科。


ほら、飛蚊症ってあるじゃないですか?
目の前に小さな黒いものが飛んでるように見えるアレ。
まぁ老若男女誰にでもあるという話だったんでたいして気にせず過ごしてきたんですが、それが急に巨大化したんです。


最初気付いた時はでっかい黒バチが飛んできたと思って手で慌てて払いのけたんです。
次に気付いた時は、Gが出た!と😱



しかし、黒バチもGもどっちも同じ方向に見えて、結果虫はいなかったんです。
ってことは?



目!?



慌ててネットで調べてみると、飛蚊症の黒い点が急に増えたり大きくなったりする場合は網膜剥離の疑いがあるとのこと。
こりゃヤバイんちゃう!?と思って、即、でもないか、2週間くらい経ってから眼科に行ってみたんです。
いや、Gじゃないとわかったら急に安心してしまってw  ←網膜剥離<G



眼科は一応ネットで調べて地元のよさそうなところに行ったんです。
瞳孔を開く薬を入れてから検査するので徒歩もしくはタクシーで帰るのが無難という情報が上がってたんで、チャリでシュッと行けるところを選んだというわけです。


で、受付を済ませて周囲を見渡すと、まー年寄だらけ!
土曜日の午前だったんで学生がいてもおかしくないのに、間違いなく全員が後期高齢者ですわ。
そんなところにちょい若めのデカイ婆が入って来たんで、一斉に顔を上げて珍しそうにずっとこっちを見ている。


ひとつ席が空いたんで座ったら、「ねぇちゃん、今日はどうしはったん?ここな、私20年来てるねん。最初来たんはな、、」と病歴自慢をし始める。


わたしここでのジャニーズjr?ww



して、検査の結果は、、、





ただの飛蚊症だったんですよ。


じゃあなんで急に黒点がデカくなったんだ?って話ですが、
これね、目の中にある硝子体(ゼリー状の透明な物質)が老化によって減ってきて影(黒点)が大きくなったということなんです。

白内障から16年、ここまで来ましたw



して医者いわく、黒点のほうは徐々に脳が慣れて来て小さくなっていくものだから気にしなくていいとのこと。
が、まれに網膜剥離が原因の場合もあるので、2週間くらいしたらもう一度診せに来ます『か?』と疑問形で聞かれて、そんなもん行くわけないじゃないすかw


案の定、曖昧な返事をしたら白内障を持ち出してきて、当院の手術は最先端のどうのこうのと宣伝を始めましたよ。
わたしの年齢はレギュラー患者予備軍。
年寄りがどっと減ってくる時代のために抱え込みたいのでしょう。

くそぅと思うものの、20年後にはどこかの眼科の診察券がわたしの財布に間違いなく入ってるんですw



その後





医者の予言通り、今じゃ黒バチは大きめのショウジョウバエくらいになってるんで、網膜には異常はなかったということです。
またしても脳に助けられました。


が、その脳に今ちょっと不安を抱いてるんですよ。



白内障も右目。黒バチ事件も右目。

これ、無関係じゃないと思うんです。



右側というと左脳ですよね?
ってことはわたし、左脳の老化が激しいってことになりません?💧



論理的思考を司る左脳の老化、、、なんか妙に納得する自分がいるんですけど😂

コメント

  1. おまめ おまめ より:

    おお、あらいぐまさまも飛蚊症ですか!
    うんうん、もう半端ないほど真っ黒の大きなヤツがシュッと走ったり舞い上がったりしますよね。
    正月早々Gが出たとマジで思いましたよ。

    膠原病の疑いがあったらそりゃビビりますわ💧
    網膜共になんともなくてよかったです。

    経年劣化、その通りですねぇ。
    目玉だけじゃなく、脳も劣化してる気配がして恐ろしいです😓
    さーて、次はどんな老化現象が出てくるのだろう、、

  2. あらいぐま より:

    はーい私も飛蚊症でーす!
    もう何年も前からお目目のなかでコバエちゃんペットにしてますよ。
    私も昨年、同じように突然大きな黒いものが走りました! 即日眼科に行ったのは、その頃、私に膠原病の疑いがあったので。
    も、網膜剥離? し、失明したらどーしよーって慌てたの。
    やっぱり飛蚊症で網膜剝離ではありませんでした。膠原病の疑いもとりあえず消えました。
    私もメイクはもちろん裸眼です。読書なんかも裸眼のほうがラク。またはコンタクトにリーディンググラス。遠近両用レンズも試したけど合わなかった。
    老化っつーか、まあ経年変化というものだと。そういうことで生きていきましょう。